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2005/10/26

「容疑者 室井慎次」を今更見た話

もう今週の金曜日で、どこの映画館も軒並み上映終了らしいということで、あわてて見てきたですよ。

そもそもこの「容疑者 室井慎次」、「室井さんの警察官僚生命が危機に瀕するストーリーで青島くんが出ない」という何をもってしても挽回しがたい構造的欠陥があるんですよね。やっぱり見ていて「青島くんは一体どこで何してるんだ?」とか「それは青島くんが言うべきセリフじゃないのか!?」とか考えずにはいられない。
青島くんが出ないんなら、こういうネタは禁じ手だと思うわけですよ。そんなふうにいちいち縛りがあったらつまんないじゃん、と思うんなら、シリーズ物には手を出すべきではない。と思ったりするのは厳しすぎか。
まあ、随分と地味~~~な話なので、シリーズ物じゃなければ成り立たないだろうなあとは思った。

もう公開終わりなのに今更ネタバレでもないだろうと思いつつ、一応10行空けてみたり。
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オチがなあ……。
犯人がしょぼくてなおかつ犯行動機が超短絡的で素っ頓狂というのは、もうそれが映画版踊る大捜査線らしさというものですから、ってことでOKなんだろか。例外が「交渉人~」ですが、あれはしょぼくないかわりに犯人うやむや。どーしたものか。
いや、犯人がちょっとアレなのはまあいいんですよ。ただ、事件の解決方法がね。あれじゃ捜査本部長、きっぱり無能ですがな。捜査線上に出てきもしていなかった人間が実行犯、しかもちょろっと調べたのであろう新城さん(っていうか公安なのか?)に先越されるって、捜査本部は一体どんな捜査してたんだ。

あの弁護士が室井さんを標的にした理由も今一つピンと来なかった。てっきり私怨入ってるのかと思ってたんですが。
真実はカネにならんという思想は非常に結構なんだけど、そもそも刑事裁判はカネにならんので弁護士が敬遠するっていう話じゃなかったかなあ。金を儲けたいなら、手間隙人員かけてわざわざ刑事事件はやらないんじゃないかとか、警察を相手にしないんじゃないかとか、サラ金で金を用立てるオヤジなんぞ即、門前払いじゃないのかとか思うわけで。そう言いながら実は……という具合にキャラを深読みしろってことなのだろーか。

室井さんの恋人のくだりは……えーと、見なかったことにしていいですか。
十年一昔として、昭和末期と言えばもはや二昔前のことではありますが、日記+文庫本+不治の病+冬の海ってのは、時代背景にあってるんだろうかとちょいと疑問に思うわけで……。このへん、おニャン子クラブがいたあたり?とか思ってちょっと時代を調べたら、おニャン子クラブの登場は室井さんが大学4年(昭和60年)のことでした。
それに、病院に長いこと入院してた女性を、何したら弄んで捨てたように見えるのだ。きっぱり名誉棄損にならんか?
ストーリー上、わざわざ引っ張りだしてくる必要があったネタとも思えないしね。室井さんにダメージ与えたいんなら、学生時代のことなぞネタがぬるすぎというもの。不治の病ネタは今何故かウケがいいようだから仕方ないのかな。

田中麗奈も(……と書いてふと気づく。彼女の役、名前なんていうんだ。全然記憶にないわ)わざわざトラウマ持って出てこなくても良かったような。単に元気な体育会系新米弁護士でいいんじゃないかと。このへん、ひょっとして君塚氏の人物設定のクセなのかな? そもそもがオヤジばっかり出てくるんで彩り出演なんだろうけど。

にしても、新城さんはおいしい役でしたね。あと、沖田さんも。意外とこのコンビいい感じだったなあ。
この二人、それと一倉さんは、雰囲気が色っぽいというか艶っぽいというか、良いなあ、と思った。ああ、なんかせっかくのキャストがもったいないような……。このへんの雰囲気を前面に押し出してくれれば……ってマニアックすぎるか。
室井さんの登場シーンは、「君。謝らないでくれるか」(うろ覚え)がワタクシ的にクリティカルヒットでした。はい。

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