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2005/05/03

PLUTO (2)

手塚治虫の「鉄腕アトム」に浦沢直樹がSFサスペンスで挑む、「PLUTO」第二巻。
原作の「地上最大のロボット」を読んでないので、まったく先が判りません。

以下、感想とか。

「世界のリーダー」「国連で大量破壊ロボット製造禁止条約が可決」「調査団を派遣」、あからさまな時事ネタの投入というのは物語内のリアリティが壊れる気がして私は好みじゃないんだけど、掲載誌の対象読者の食いつきが良かったりするのだろうか?
しかしこの話、先入観でうっかり「ああ、アメリカとイラクの未来バージョンね」とか思って読んでると実は違っていて、トラキア合衆国とペルシア王国だったりするあたりが落とし穴。ペルシアっていうと、イラクじゃなくてイランの方だよね(イランがペルシア系、イラクがアラブ系らしい。詳しくは判りませんが)。
問題はトラキア合衆国。地理に疎いもんで「トラキア」が判らず検索してみたら、Wikipediaによるとバルカン半島あたりらしい。あら、びっくり。つまり、我々の知るアメリカ合衆国は存在しない世界ってことだろうか? バルカン半島に「世界のリーダー」国があるのか? バルカン半島出身の移民が新大陸で建国の祖となったとかいうストーリーもあり得るんで謎ですが。大統領の名前がアレクサンダーで、かの大王の名前ですねぇ。
んで、主人公のゲジヒト刑事が属するユーロ連邦はイギリス、ドイツ、スイス、トルコ、スペインあたりで構成され、オーストリア、ギリシャは含まれてないもよう。そんで日本は日本のまま。ただ「アセアンに二体」の言葉から、「アセアン」の一地域として認識されていることが判る。アセアンって東南アジア諸国連合ではなくて、日本、東南アジアを含む環太平洋地域ぐらいの意味合い? ロシア、中国あたりはどーなってんでしょうね。

大量破壊兵器となりうる7人のロボットは、ユーロ連邦に4人、ギリシャに1人、日本に1人、でコミックスにはまだ出てきていない残りの1人はアセアンのどこかにいるらしい。偏ってるなあ。トラキアは自分の国に「大量破壊ロボット」を確保していない状態であえて禁止条約を提案してるわけで、なんか妙な感じ。それだけでもトラキアこそ大量破壊ロボットを隠してそーなもんだわなー、ペルシア王国ではなく。
しかし、人間を殺せない兵器って禁止したいと思うほどの脅威になり得るものなのだろうか。実際問題、該当する7人はフツーに生活してたわけだし……。とはいってもゲジヒト刑事には何か本人には判らないような枷がはめられているフシはありますが。

2巻になって明確になったことは次に狙われる可能性があるのが誰かだけで、狙われる動機は判らない。犯人の正体も判らない。犯人が人間かロボットかすら判らない。裏で糸を引いてるらしき人物は姿を見せたが、目的は謎。ゲジヒト刑事の記憶もいまだ謎。先行き長くなりそうな感じだ……「MONSTER」ほどは長くなりませんように。

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