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2005/01/12

王国の鍵 (6)

「王国の鍵」と竜の謎をめぐる旅、最終巻。
6巻というお手頃な巻数でさくっと終わってくれて良かった良かった。
個人的にこの作品で謎だったのは、謎も続きもさほど気にならないことだった。
謎を明かされても、あまりインパクトが感じられなかったのも我ながら不思議。年齢のせいで、興味とか好奇心とか感受性とかなんかそーゆーのが磨耗してきてるのか。王国の鍵の正体とか、見えない塔の種明かしとか、あの人とあの人とあの人とあの人が実は関係アリだったとか、もっと「おおっ」という驚きがあっていいネタだったと思うんだけど。
続きがあんまり気にならなかったのは、主人公・アーシャが王になるに決まっているという予定調和の範囲内なためってのも、あるかもしれない。私にとって、アーシャは今一つ応援したくなるキャラではなかった。どっちかっていうと、レティシアの行く末の方が……。
というわけで2巻からほぼ惰性買い、関心は某キャラの寿命くらいで、いつ死ぬかいつ死ぬか(ていうか殺されるか)と心配しながら追っかけてた。結局、無事生き延びたのは良かったと思うものの、ストーリーという点では果たして良かったのかどうか。最後に出てきておいしいところをさらうにいたってはちょい首をかしげてしまったり。

紫堂恭子作品なら、この作品のように人間の欲望が前面に出てきたり、犠牲が出たりする話よりは、「シープホーン村」のように安心できる話の方が好きなので、その点、この本の帯にあった新連載「不死鳥のタマゴ」のカットは明るそうな雰囲気で期待。

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